開催レポート:革新的新構造材料等研究開発「2022年度成果報告会」

 新構造材料技術研究組合(ISMA)は、2022年12月20日、革新的新構造材料等研究開発「2022年度成果報告会」を東京・イイノホールおよびオンライン配信のハイブリッド形式で開催しました。10年間プロジェクトの10年目を迎えた今回は、経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、ISMA組合員、再委託機関、構造材料の研究開発に関心を持つ企業や研究機関、大学などから登録者数448名(現地:95名、オンライン:353名)の参加を得ました。
 報告会冒頭、岸 輝雄ISMA理事長が開会挨拶に立ち、構造材料研究の重要性、本プロジェクトの研究開発項目のそれぞれの相関と意義などについて述べ、プロジェクト終了後の研究開発成果の継承について語りました。
 

図1 開会挨拶を行う岸理事長
図1 開会挨拶を行う岸理事長

 
 続いて、経済産業省 産業技術環境局 研究開発課 産業技術プロジェクト推進室長の高田 和幸様(田中 哲也大臣官房審議官(産業技術環境局担当)の代理)にご来賓挨拶を賜りました。
 

図2 ご来賓挨拶を行う経済産業省の高田室長
図2 ご来賓挨拶を行う経済産業省の高田室長

 
 午前に「革新材料の鉄鋼と非鉄金属」、「革新材料・革新プロセス(熱可塑性CFRP)」および「解析・評価」、午後には「接合・接着」、「設計・構造実用化」、「部材実証」、「リサイクル」、「LCA」、「拠点化」に関して計34件の研究テーマ毎の成果発表が行われました。
 

図3 「革新的マグネシウム材の鉄道車両および自動車構造部材への適用技術開発」を発表する名古屋守山分室(産業技術総合研究所)千野テーマリーダー
図3 「革新的マグネシウム材の鉄道車両および自動車構造部材への適用技術開発」を発表する
名古屋守山分室(産業技術総合研究所)千野テーマリーダー

  
 最後に、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の西村 知泰理事より閉会挨拶を賜りました。
 

図4 閉会挨拶を行う新エネルギー・産業技術総合開発機構 西村理事
図4 閉会挨拶を行う新エネルギー・産業技術総合開発機構 西村理事

 

 2022年度成果報告会も国内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大期となったなか、現地会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催し、これまでの最大となる約450名の参加者を得ました。
 2023年3月16日(木)、10年に及んだプロジェクトの総まとめとなる革新的新構造材料等研究開発「最終成果シンポジウム」を開催します。各分野の成果発表に対して有識者を交えての討議に加え、10年間の振返りと実用化に向けたパネルディスカッションを行う予定です。
ぜひご参加ください。

 

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