CFRP製モビリティ部材の高速一体成形技術を開発

伊予分室(東レ株式会社)は、このたび、軽量な炭素繊維多孔質材料(CFRF, Carbon Fiber Reinforced Foam)をコア材とし、力学特性に優れる熱硬化性プリプレグをスキン材としたサンドイッチ構造体を有する炭素繊維複合材料(CFRP, Carbon Fiber Reinforced Plastics)製モビリティ部材の高速一体成形技術を開発しました。
「革新的新構造材料等研究開発」事業で開発された本技術を用い、自動車ルーフをモチーフに作製したCFRP 製モビリティ部材において、従来のオートクレーブ成形と比べて成形速度10 倍という高速一体成形を達成しました。また、スチール製モビリティ部材と比べて50%の軽量化を実現しています。
 
なお、作製された自動車ルーフは、先日開催されたオートモーティブワールド2023「第13回 クルマの軽量化 技術展」ISMAブースおよび「nano tech 2023」NEDOブースにて実物の展示を行いました。
 

図 CFRF コア/CFRP スキンで成形した大型モデル部材

図 CFRF コア/CFRP スキンで成形した大型モデル部材
高岡分室(株式会社タカギセイコー)と共同製作

 

PAGE TOP