ペプチド水溶液に浸すだけで熱硬化性プラスチックをリサイクル~炭素繊維強化プラスチック(CFRP)再利用への新戦略~

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)と新構造材料技術研究組合(ISMA)は、接着剤や塗料、複合材料をはじめ、身近な構造部材として使われている熱硬化性樹脂の一つであるエポキシ樹脂を、天然由来のペプチド水溶液に浸すだけで分解できるように改良し、再生樹脂を得やすくする、新しい熱硬化性プラスチックの資源循環システムを開発しました。本システムにより、炭素繊維をエポキシ樹脂で固めた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の再利用をはじめ、リサイクル問題が顕在化している幅広い産業分野において再生プラスチック利用の促進が期待されます。
本研究成果は、Science and Technology of Advanced Materials誌に2021年7月16日(日本時間)に掲載されました。

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